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2009年11月 アーカイブ

2009年11月02日

宇宙船内で植物が育ち

宇宙船内で植物が育ち、それを食べて動物が育ち、それらの一部を食料とし、排泄物などの処理もそれらに任せるわけである。 想定外の様々なトラブルを起こしながらも、1991年からアリゾナ州オラクルで行われた「バイオスフィア2」をはじめ、実際にこのような意図での実験が行われてもいる。しかし、理論的にはできるはずであるが、実験的にこのような系を構成することは、なかなかに困難であって、次第にバランスを崩すことが多い。これらの実験における失敗例では、分解者などとして機能している微生物の活動量を低く見積もりすぎ、次第に閉鎖環境内の酸素濃度が低下して、実験打ち切りに至っていることが多い。

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ところが、物質の出入りを完全に排除し、出入りするのはエネルギーのみとすることを意図しなければ、このような系を作るのは実に簡単である。たとえば藁の煮出し汁などをフラスコに入れ、池の水を一滴垂らす。たちまち細菌類が増殖し、水は濁るが、1週間もすると水は澄んできて、原生動物が出現したことがわかる。そのまま放置すれば藻類やワムシなど、出現種数は次第に増加し、そのまま口を閉じておいても、長い間これらの生物は共存し続ける。これは、ごく簡単な生態系の再現である。なお、この際、瓶の口を綿栓などで覆った場合は空気の出入りは自由になるので、密閉容器内にこれを入れれば真に隔離した系が得られる。この場合、囲い込まれた空気の量が多いほど、安定が長く維持される傾向があるという。内部における微小な変動を弾力的に受けとめられることによるとも言われる。

2009年11月13日

パリ条約 (1815年)

パリ条約(ぱりじょうやく)は、1815年にナポレオン戦争を終結させた条約である。1814年のパリ条約との対比で第二次パリ条約(だいにじぱりじょうやく)とも呼ばれる。

(第二次)パリ条約は、ワーテルローの戦いでのフランス帝国皇帝ナポレオン1世の決定的敗北と再度の退位を受けて、1815年11月20日に締結された。1814年5月30日の第一次パリ条約で第六次対仏大同盟諸国とフランスとが講和した後、百日天下でフランス国民がナポレオンに対して広範な支持を与えたことで、第二次パリ条約で第七次対仏大同盟諸国が提示した講和条件はより厳しいものとなった。
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第一次パリ条約とは異なり、第二次パリ条約の締結国はイギリス、オーストリア、ロシア、プロイセンの4国で、フランスは締結国ではなかった。また、第一次パリ条約で認められたフランスの領土は「1792年当時の領土」であったが、第二次パリ条約ではこれが「1790年当時の領土」へと縮小された。さらに、フランスは7億フランの賠償金の支払いを課せられ、最長5年間の同盟軍のフランス駐留と駐留経費の負担も認めさせられた。プロイセンなどはより厳しい講和条件を要求したが、ブルボン朝による王政復古体制の安定のため、要求は緩められた。

パリ条約の締結と同じ日、イギリス、オーストリア、ロシア、プロイセンによって神聖同盟(四国同盟)が締結された。

2009年11月27日

モロトフ火炎手榴弾

モロトフ火炎手榴弾(−かえんしゅりゅうだん)とは、旧ソ連で開発された焼夷手投げ弾の通称である。ソ連軍では制式には「KS式手投げ弾」と呼ばれる。

第二次世界大戦中、レニングラード造兵廠で生産され、主にソ連海軍の水兵向けに艦内での白兵戦などを想定して開発された手投げ弾である。1936年のスペイン内戦から使用され、その後1939年から1940年にかけて起こったソ連軍によるフィンランド侵攻作戦(冬戦争)ではソ連軍や捕獲使用したフィンランド軍で頻繁に使用された。

形状は棒状の柄の先に燃料 (焼夷剤) が詰まった陶磁器製の容器が装着されたもので、燃料にはガソリン・ベンジン・硫黄、そのほかにも高オクタン燃料やピクリン酸や硫酸の混合液など、さまざまな可燃物が使用されていた。しかし正式に量産された手投げ弾以外に、単純に瓶にガソリンを詰め布切れで蓋をしただけの臨時製造型の火炎瓶も同じ目的に大量に使われている。
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使用方法は炸薬部に付属する安全ピンを抜き信管部分を摩擦発火、その後投擲を行う。遅延時間は0秒から10秒まで設定することができたため中の燃料を十分気化させてからの爆発も可能であった。着火すると陶磁器製の弾頭部分が破裂し飛散、その後十分気化した可燃性燃料が引火し周囲を巻き込み爆発を起こす。そのため使用方法を誤ると大変危険な武器でもあった。しかし隠蔽物のある市街戦などでは戦車に対して絶大な威力を発揮したため、第二次世界大戦中はいろいろなタイプの火炎瓶が世界各地で使用されている。

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